みゆさんのブログ

生きづらい独身女性たちの自由と平和のためのブログ

人の記憶はあてにならない( ꒪⌓꒪)

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こんにちは、みゆさんでございますっ(*´д`)o

いっつも言ってますが、私は常に過去の記憶、特にイヤな恥ずかしい記憶に振り回されています。目の前の現実は自分の脳内で作られた現象、想念が作り出した仮想世界と頭ではわかっているくせに、過去の記憶に捕われるのを止められない、まさにADHDらしい頭の中が多動な人なのであります。😩

実際この現実は脳が作り出した現象であるという説を裏付けるような理論がある。

記憶は歪められたりねつ造するのも可能であるから、結構あてにならないというのである。

みなさんは昨日に起こったことについて覚えているだろうか?

おそらくおおよその人は1日前のことくらいは大体は覚えていると思う。

しかしこれが1週間前、1ヶ月前、1年、5年、10年前とどんどん月日を遡って行けば行くほど思い出すことが難しくなってくるのは当然のことだろう。

イヤな記憶は人は比較的良く覚えているものだろうけど、実はそんな記憶さえも大分歪められている可能性があるのだ。🐚

時が経つにつれてその記憶はオリジナルな状態から少しずつ変化してゆくと言う。

記憶というものは簡単に書き換え可能であるからだ

よくないだろうか。自分と学生時代の同級生などが過去のある出来事について語ったとき、お互いに同じ記憶を共有しているはずなのに、所々相手と覚えている内容が違うということを。☹

何かを記憶するというのは、まずその出来事を脳内の記憶装置のような場所に符号化(コード化)して記銘する。そしてそれらは記憶の倉庫へ貯蔵される。さらに私たちは検索という作業で記憶内容をそこから取り出す(想起)。

こうして記憶した出来事を思い出して、再度また貯蔵するのだが、その記憶を出した時と同じ状態で戻すわけではないらしい。

例えば自分が7歳の時の出来事の記憶を5年後の12歳になった自分が取り出したとしよう。5年分多く人生経験も積んで思考能力もだいぶ変化した自分である。7歳の当時の自分とはその記憶の出来事に対する見方が違う。当時と全く同じような感情や思考で捉えることは出来ない。想起した時の感情や捉え方が違うので、その記憶を元の貯蔵する場所に戻す時には最初のオリジナルとは変化した状態で戻すことになる。

このようにして記憶を思い出すたびに、その時の思考や感情が新たに加えられるから記憶は大分変わってしまうのである。🙄

そして記憶する出来事が起こった当時の元の状態とは相当変化してしまったとしても、私たちはそれが正しい元の記憶だと思って疑うことはない。

それはスキーマ(経験によって形成されてきた知識の構造、あるいは認知的枠組み)の働きによって、記憶の内容に変容や歪みが起こるのだと言う。

ある心理学実験で、例えばあるグループにいくつかの単語を提示して記憶してもらうとする。「鳩、戦争、広島、世界、愛、憲法、のどか」など十数個くらいの単語を覚えてもらう。その後出来るだけ多くの単語を思い出してもらうのだが、リストにないはずの「平和」という単語が高い可能性で想起されると言う。なぜならこの単語は一般的によく上記のリストの単語と一緒に使われるからである。📚

また、記憶の植え付けも簡単に出来るという

ある興味深い実験があった。

ある身内の人に、「小さい時あんたはよくショッピングセンターで迷子になって大変だったわよねえ」などの偽の記憶の情報を伝えるとする。言われた人は最初はその記憶を中々思い出すことが出来ない。もちろんそうである。しかし、数週間後にはその偽の記憶を鮮明に、それも詳細に思い出したと言うのである。実際に起こったことではないにもかかわらず。❗

 そう、人の記憶力なんてものはあてにならないものである

自分の捉え方1つで過去の記憶が変わってしまう。

ということは、今覚えているイヤな記憶、苦しみ悲しみ恥ずかしかったというような記憶も、実は年月と共に想起する度に歪められた、オリジナルとはかなり違う記憶である可能性が高いのではないだろうか?

イヤなことを思い出すたびに、新たな自己嫌悪、自己否定、怒り、妄想、思い込みなどの感情が織り交ぜられ、脚色され、更に記憶がもっとネガティブで悲惨な内容に変容され、記憶の貯蔵庫に戻されている可能性があるのだ。

それがわかると少しほっとするような気持ちになる。💨

しかしその一方で「本当かな?記憶はずっと同じで変わってないような気がするんだけど」という思いにもなる。

それもそのはず。この一連の脳の働きは意識的には行われておらず無意識下で行われているから、私たちが気づけないのは当然である。

とにかく今現在苦い記憶に苦しめられているのならば、それはその後の思考と感情の状態によって変化している可能性が高いということを知っておくと、少しは気持ちが楽になるのではないだろうか?

もちろん嬉しい記憶や楽しい記憶などの幸せな記憶は何も疑わずにそのまま覚えていた方がいいとは思うけれどね。🌞