日本人に、さらに「おもてなし」の精神はいらない (ㅎωㅎ*)
こんにちは、みゆさんです (=TェT=)
日本には「おもてなし」という文化が昔から根付いている。🌳
そのため日本人は何も意識しなくても、他人に気を遣うことができるし、互いに気持ちを汲み合い、平和に人同士で交流することができる能力が備わっているという。
それなのに、近年はビジネスの世界においても、その「おもてなし」の精神を意識しろと強制してくるようになった。
CS(Customer Satisfaction)=顧客満足、を過度に意識し始めてから、この国の人と関わるすべての職業に従事する人にとって、ビジネスライフが地獄になった。😱
CSの精神は元々は、個人主義の強い自己中心的な欧米人のビジネス能力の向上のための概念であり、元々「おもてなし」の精神を持ち、自分よりも他者との関係を重視する日本人にはまったく必要のないものだった。
それなのに、欧米コンプレックスのある日本は、この欧米人向けのCSの概念を日本でも取り入れたものだから、日本人は過度にお客を「お客様扱い」しなければならなくなった。😰
これは販売業、接客業だけに留まらない。人と関わる職業のすべてにおいてである。
営業、鉄道・バス関係、医療関係、介護福祉関係、銀行、学校などの教育現場など、人と関わる職業の人は、サービスを受ける人をすべて「お客様」として恭しく接し、気分を害さないように、いい気分でいられるように、心遣いをしなければならない。
そうした結果どうなっているか?
顧客の自己愛が不必要に刺激されて、万能感を得たのか、自分はお客様であるからどんなワガママを言ってもいい、どんな要求をしてもいい、と勘違いするようになった。
それが現在蔓延するクレーマーのようなモンスターたちを生み出したのだ。😈👹👽💀
人と接する仕事は別名「感情労働」と呼ばれている。
どんなに理不尽で失礼でマナーの悪い客に対しても、決してイライラしたり、怒りの感情を見せずに、感情を偽って穏やかに接しなければならない。
プロ意識の高い人になると、どんな客に対しても、心の底から好意的な感情を持つように、演技ではなく、感情自体もコントロールできるのだという。😲
このような、自分の本当の感情と、それを押さえ込み偽った感情とのギャップがある状態が何年も続くと、だんだんと心は蝕まれていく。
ストレスは素直であり感じたらそのまま溜まっていくものだ。
また客を「お客様だから」という理由で過度に大事にしすぎると、要求を断れないことで、時間外労働が増えたりすることに繋がり、過重労働になっていく。
こんな状態が続けば、過労による不眠が起こり、そしてうつ病にまで発展する。
このときに休業するなり、病院に行くなりして適切な対処ができるならいいが、最悪の場合は過労死や、ひどい場合は自殺をすることもある。
私自身は販売・接客の仕事をしているが、理不尽なわけのわからないクレームをつけられたことが何度かある。
私の場合はあえて、お客さんを過度に「お客様扱い」しないようにしている。
ごく自然な気遣いをするくらいで、こびへつらったりするのは返ってお客がイヤがることもあるからだ。
マナーや態度の悪い客にはこちらも愛想悪く接するし、いつも心の中で「早く帰れこのクズ」などの罵声を発している。😠
お金をもらって仕事をしているくせに何ごとか!と思う人もいるかもしれない。
しかし本当にイヤ~な感情を抑えこんで、180度ちがう感情を出すということは非常にむずかしいのだ。神業なのである。
そういう意味では自分は素直な感情をわりと出しているので、うつになったりするリスクは低いと思う。
その代わり、自分がお客の立場になってサービスを受けるときは、絶対に文句やクレームをつけたりせず、何かしてもらうごとに必ず「ありがとうございます」とか「ごちそうさまでした~」と軽く言うことにしている。
日本人が過度な「お客様至上主義」を持つことは、サービスする側にとって毒にしかならず、又、される側にとっても、歪んだ自己愛を植え付けられることで、まともな人格を崩壊させる危険性があるから、害悪といってもいいだろう。💊💀☠
あえて「おもてなし」なんて言葉を用いらなくても、間柄の文化の中にいる日本人は無意識的にでも他人を気遣える。だからそれを強制する必要などまったくない。
むしろただでさえ真面目な日本人にそれを押しつけることは、極端に言うと、仕事をしているすべての人を殺しかねない。
だから「お客様至上主義」は社会悪なのである。💀
私は今の仕事はいつクビになってもいいから、少しでもこの概念がなくなっていくように動いていこうと思う。
みゆさん ( ・`ω・´)
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