トラウマという言葉を軽く使いすぎ( ꒪⌓꒪)
こんにちは、みゆさんです(。・ω・)ノ
さて「トラウマ」という心理学用語があるが、これは正しくは「心的外傷(psychological trauma)」と呼び、簡略化してカタカナにしているもので、日常的に日本人はこの言葉をよく使う傾向がある。🐯🐴
「昔の受験の失敗がトラウマなんだよなあ」とか、
「中学時代にクラスメートの子にフラれたのがトラウマになってる」とか、
「部屋に大きな虫が出てきてそれ以来トラウマになった」など。
このような割と軽い感じでトラウマという言葉を使っているけれど、本当はトラウマ(心的外傷)とはそれほど軽いことではない。⚡
トラウマとは本来はならばPTSD(心的外傷後ストレス障害)のことを一般的に指しており、主に災害や事故、凶悪事件や戦争などのような命を脅かすような出来事に巻き込まれた際に負った深刻な心の傷のことである。
そして被害者は出来事の起こったその後も何年もの間、フラッシュバック(出来事が起こった当時の映像が頭の中で繰り返し再現される現象)や不眠、不安障害などの様々な症状に悩まされる。😰
だから受験の失敗や失恋や就活の失敗などの際に負った心の傷くらいではトラウマとは呼ばないのである。
そもそもこのトラウマという単語は、1995年に起こった阪神淡路大震災の後によく使われるようになった。それはこの震災によりPTSDの症状に悩まされる人が多く出たからである。
”トラウマ”以外にも、近年は心理学、精神医学用語がよく使われるようになったように思う。
アダルトチルドレン(子供時代に親との関係の中で何らかの心的外傷を負い、子供らしい子供時代を過ごせなかった大人)という言葉もそうである。👦🏻
また発達障害のADHD(注意欠陥多動性障害)やアスペルガー症候群やLD(学習障害)などの言葉も日常的にもよく耳にするようになってきた。
更にもっとある。それは~恐怖症や~症候群や~人格障害などと呼ばれる類いの言葉である。😓
社会不安障害、パニック障害、不潔恐怖症、対人恐怖症、孤独恐怖症、広場恐怖症、醜形恐怖症、視線恐怖症、集合体恐怖症、職場ストレス症候群、燃え尽き症候群、婚活疲労症候群、妄想性人格障害、反社会性人格障害、演技性人格障害、強迫性人格障害、自己愛性人格障害、境界性人格障害
などなど数え上げたら切りがないくらい存在し、特に~恐怖症に至っては、すべての物事1つ1つに恐怖症が存在するといっても過言ではないくらい多く存在する(アルコール恐怖症、意見恐怖症、衣服恐怖症、音恐怖症、階段恐怖症、カエル恐怖症、影恐怖症、吉報恐怖症、起立歩行恐怖症、決断恐怖症、子供恐怖症、時間恐怖症。。。)などとにかく”なんだこりゃ!?”と思うようなものが沢山ありすぎてもう述べるのをやめようと思うくらいだ。😵
はっきり言って、上記にあげたすべての症候群、恐怖症、人格障害、発達障害などの用語は昔から存在していたとは思えない。🤔
ADHD(注意欠陥性多動障害)については、近年誰かによって故意に作られた障害であることは結構有名な話である(製薬会社がそれを作った大元だとも言われている)。
他の障害や症候群もおそらく無理矢理後から作られたものであろう。🤢
心理カウンセラーや心療内科や精神科の仕事は他の医療系の仕事に比べると歴史が浅い。
病気があるから医者が必要であるのと同じで、心の病気や精神的な障害が存在するからこそ、それを治す人が必要になるのである。🤐
だからその人たちが活躍するために、その業界が繁栄するためには、病気の存在は不可欠である。だから病気を作り出すのである。🤗
また、現代人たちは簡単に”鬱”になる。😑
私も以前はしょっちゅう”鬱”になっていたものだ。 🍂
しかしこれは本当の脳の病気である「大うつ病」や「双極性障害」などとは違う。
現代人は少し落ち込んだり不安や悩みやストレスを抱えたりしただけですぐに”鬱状態”になる。これは本来の病気の鬱病とは違う。
だから最近は、「非定型うつ病」なるものまで出現した。これは自分にとってイヤで都合の悪いことがある時にのみ鬱を発症するという病気らしい。💧
また「不定愁訴」とか「PMS(月経前症候群)」なるものまで存在する。
おそらく昔だったら、人格障害や発達障害もただの1人1人の個性と捉えられていたと思うし、うつ病だって大まかに心の病の1つと捉えられていただけだったのだろうと思う。
しかし現代人は自分が抱えている「何かおかしいなあ?」「人とは違うような気がする」などのモヤモヤとした感情や身体の何らかの症状に病名などの名前をつけてラベリングすることで安心したいのではないかと思う。🌤🌤🌤
そして病名として名前をつけて、なおかつ薬でも飲めば症状が治ったように思えるから、抱えているモヤモヤとしたものも解消出来るのではないかと期待しているように思える。☀☀☀
そう、現代人はモヤモヤとした漠然とした不安などをそのまま放置しておきながら、それと折り合いをつけながら共に生きてゆくということが出来なくなったのだと思う。
だから昔の失敗の思い出を引きずりモヤモヤしている気持ちに”トラウマ”と名付けて、ラベリングして、なんとなくホッとした気分になれるのだと思う。
みゆさん (。・`∀´・。)
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