天才の思考回路、地点Aから間をすっとばして地点Dへ着く(*´∀`*)
こんにちは、みゆさんです |_・)
ここに貼り付けされている画像はレオナルド・ダ・ヴィンチである。そして彼の知られての通り、芸術、科学などにおいての歴史上の大天才である。
天才とは一体どんな物の考え方をするのだろうか?💡
例えばなにか行き詰まっている問題があるとする。そんな時に凡人は解決策を求めて論理的にA→B→Cと順を追って考えてゆくのに対し、天才はAから一気にDに行くのだそうだ。🚄
これは頭のいい人の思考法であり、天才的なひらめきを生む秘訣だという。
普通の人はものごとを考えるときに言語に依存する。
「自分は〇〇がいいと思ったんだけど、部長には△△がいいと言われた。部長が△△がいいと言った理由が□□だとしたら、□と△は矛盾してるよね、どうすればいいんだ。。。」
という風に、ゴチャゴチャと頭の中で言葉で話しながら考えようとするから、普通の人、つまり天才ではない凡人は、順を追ってA→B→Cと考えていくと、BやCで行き詰まるのである。💭
「今日の夜ご飯は何を食べよう?→昼はハンバーグランチを食べた→だから夜はさっぱりとしたものを食べよう」🍽
と言うふうに、順番に直線的に考えを展開していく。
ところが現実の事象は、順番に直線的になど展開しない。
そのいい例が「歩く」という動作である。🚶
”まず右足の足裏を地面から離す。そして左足に重心を移動して、右足を前に運ぶ”
しかし実際には、”右足裏を地面から離す”ために、”左足に重心を移す”、”右足の大臀筋を使って足を運ぶ”、”右足の膝が曲がる”、”足首が曲がる”、左足も関節を曲げる”、などの現象が同時に進むのである。
つまり「歩く」という動作1つとっても正確に言葉で正確に記述することなどできないのだ。
だから現実の事象は順次直線的に展開しないから、言葉で物ごとをそのように記述、思考することには限界があり、「考えれば考えるほど頭がゴチャゴチャしてきて混乱してくる、考えるのがイヤになる。。」ということになる。😫
現実は、いくつもの事象が絡み合いながら同時に複合的に展開している。
そして全体が部分から成り立っているだけでなく、全体と部分が双方向的に関係しているのだ。
したがって、部分を順に追うだけでは全体はわからない。全体がわかることで部分がわかるのである。
もっとわかりやすい例をあげると、言葉もそうである。
「くもが見える」と聞いたとき、その「くも」が「雲」なのか「蜘蛛」なのかはわからない。☁🕷
しかし「くもが見える、向こうの山に」と言われたら、それが「雲」なのだとわかる。
向こうの山にくもが見えるという全体がわかって、部分である「くも」が「雲」だとわかるのである。
全体が部分から成り立っているだけではなく、全体と部分が双方向に関係している。
これを「ゲシュタルト」と心理学用語では呼ぶ。
そしてゲシュタルトによって事象を認識する能力を「ゲシュタルト能力」という。
天才とはこの能力が長けている人のことを言う。
何かの解決策を論理的に考えすぎて、部分を追っているうちに、部分の迷路に迷い込んでしまうのは、ゲシュタルトのできていない凡人なのである。
本当に頭のいい人はゲシュタルトが出来ているので、常に全体が見えているから、部分を順繰りに考えすぎて迷路にはまりこむことはなく、部分を追いつつ、その部分が全体とどう相互関係しているのか分っているのだ。😲
しかしこのゲシュタルト能力は、実はだれでも日常的に使っているというのをご存じだろうか?
例えば山登りに行って、珍しい色と羽の形の鳥を見たとする。しかし私たちはその初めてみた生き物を、ちゃんと鳥だと認識できる。それはなぜなのか?🐦🦉
もしも私たちが自分たちが見たことのある鳥だけを集めて、部分を集めて概念全体をつくって、鳥だと定義していたら、初めて見る鳥を鳥だと認識できるはずはない。
かといって「鳥とは羽で空を飛び、足が2本ある」のように先に概念全体を決めてしまったら、飛ばない鳥は鳥だと認識しないことになる。🐧
そうではなくて、個々の鳥という部分と、概念全体とが双方向に関係しているゲシュタルトであり、この能力によって私たちは初めてみる鳥でも鳥だとわかるのである。
ゲシュタルトができていれば、全情報を手に入れなくても、部分情報を手に入れただけで、それが何か一瞬でわかる。
森の中で鳥の姿が見えなくても、さえずりを聞いただけで鳥がいるとわかる。
あるテーマについてゲシュタルトができていれば、はじめて聞く話でも、そのテーマに関連した話なら、その話が何を意味するのか、自分にとってどう重要なのかが一瞬でわかる。
ゲシュタルト能力を高めていることが、頭のいい人の思考法であり、ひらめきを生む秘訣なのである。
ゲシュタルト能力を高めるには、世の中のあらゆる分野、事象に常に興味を持ち、アンテナを張り巡らし、知識として取り込んでいくしかないという。
そうしていけば、どんな問題が起こったとしても、ほんの少しの情報でA地点からD地点へ辿り着き、解決を導きだすひらめきを得られるようになるだろう。
みゆさん (*´∀`*)
Amazon.co.jpアソシエイト