行動の一貫性を利用したマインドコントロール (´ェ`;)三
こんにちは、みゆさんですヾ(。>﹏<。)ノ゙
あなたは今までの人生の中でマインドコントロールされたことがありますか?又は今現在されていると思いますか?
こんなことを聞かれたってわかるはずがないかもしれない。マインドコントロールは無意識下で行われていることだから、本人は気づくはずもないだろう。
心理学用語で「認知的不協和理論」という言葉があって、人が自身の中で矛盾を抱えた状態、またはそのときに覚える不快感がある際、それを解消するために自身の態度や行動を変更するという意味である。
そして、ある特定の宗教や占いや会社や組織などでのマインドコントロールとこの理論は非常に深い関係がある。
どのような関係があるのだろうか?
例えばカルト宗教などでよく見られるのが、入会儀礼効果である。
ある一部のカルト宗教に入信する際、信者を希望する者は自発的に財産を放棄して出家するように仕向けたり、街頭で布教したり物品を販売させるなどの辛い経験が課せられる。こうした取り消せない行動をしてしまうと、教団の教義に疑問を持つことは自分自身の愚かさを認めることになってしまう。そこで教団に対する考え方を「それだけの「犠牲を払うにふさわしい素晴らしい教義だ」などと認知を変えることによって、自分の行動を正当化するのである。
これが入会儀礼効果と呼ばれるもので、ある対象と関わるために厳しい経験を得た者が、その体験を高く歪めて評価したり愛着を抱くという現象で、入会にあたって辛く苦しい思いをしたという要素と、その教団がインチキであるという要素は、強い不協和を生じることになるから、それを解消するために、素晴らしい教団だと思い込むのである。
しかし、この人の行動との一貫性を利用したマインドコントロールは、必ずしも悪というわけではなく、ビジネスの世界でもよく使われている。
セールスマンは人の心をつかむマインドコントロールの達人といってもいい。💘
ある契約を取りたいと思ったときに、最初に小さいことから承諾してもらうという手法がある。
セールスマンがある家庭を訪問する。そこではまず最初から売る目的の契約を要請せずに、事前に簡単な質問調査に回答してもらうという小さな要請の承諾を得る。
そうすると半数以上の割合で、その後に大きな契約の要請も受け入れてもらえるという。
これはお客側が、たとえ小さいものでも、一度相手の要請に応じたという事実は、”要請には応じたくない”という抵抗感と不協和を生じることになるから、この一貫性を保つために、大きな契約の要請の方も受け入れるというのである。
これは、フット・インザ・ドア・テクニックと呼ばれる、セールス界では有名な手法である。
また同様の手法として、ロー・ボール・テクニックというのもあり、まずお客に安価で購入を決定してしまい、その後に、オプションなどで価格をつり上げていく方法である。
一度購入を決意してしまうと、その決心は容易には変更されないことを利用している。
これはアイドルやミュージシャンのファンにも適用されているのではないだろうか?🎤
一度あるアイドルやミュージシャンを好きになり、どはまりしてファンになると、初めはCDを買ったり、ライブに行ったり、グッズを買う程度だったのに、特典商法を次から次へと持ちかけられたり、ファンクラブ活動のオプションを増やされたりして、心のどこかで「少し飽きてきたかな?」「愛が前ほど熱くないかな?」と思っていても、自分の行動の一貫性をキープしないと認知的不協和が生じて苦しくなるから、それらをその都度購入し、持続的にそのアイドルやアーティストに貢ぎ続けることになる。
もし今、心の奥底ではもうそのグループには所属していたくないのに居続けていたり、必要もないものを買い続けているなあと思ったら、あなたはきっとマインドコントロールされているということである。
しかしこの手法は、例えば誰かと仲良くなりたいとか、好きな人にアプローチしたい時は、ポジティブに活用することができる。
最初は小さいことを手伝ってもらったり、何かその場で一時的に貸してもらったり、小さい雑談につきあってもらったりなど、小さな要請を受け入れてもらうと、一緒に食事に行ってもらうなどの大きな要請を次に受け入れてもらいやすくなるということだ。🥘
人をだますような悪いことではなく、人と仲良くするために、人の認知的不協和理論を利用するのはいいかもしれない。
みゆさん |_・)
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