抑うつっぽい人は現実主義 ( ꒪⌓꒪)
こんにちは、みゆさんです |_・)
私たちは、自分自身を客観的に見られて、現実をちゃんと見て正確な判断ができるような人は、精神的に健康な人だと考える。
そして一方、自分をわかっておらず、思い込みで偏った見方をする人というのは、未成熟で社会に不適応な人格だと考える。
しかし実際は逆である。🙃
80年代頃から、心理学の世界で研究を重ねた結果、精神が健康な人ほど、正しく現実を捉えるのではなく、自分に都合の良い枠組みから、自分のことを現実以上にポジティブな存在として歪曲して捉えている、ということがわかったのである。
ポジティブな錯覚が積極的な思考や行動、そして心身の健康に結びつくのだそうだ。
ということはつまり、抑うつ気味な人というのは実際は、現実主義であり、この人たちこそほんとうは物事を客観的に見て正確に判断ができている人たちということになる。
抑うつの人たちがネガティブに見えるのはそういった理由もあるということだ。
心理学的な実験でもそれは証明される。💡
ボタンを押すと一定の確率で緑のライトが点灯する装置を被験者たちに操作させ、どの程度そのライトの点灯をコントロールできたいたかをたずねる実験である。
ライトはボタン押しとは無関係に点灯する、だから実際はコントロールはできない、ということは被験者には隠されている。
被験者たちは、「抑うつ傾向のある群」と「非抑うつ傾向群」の2つのグループに分けて行われた。
結果は非抑うつ傾向群は、ライトの点灯をある程度自分でコントロールできたと錯覚する傾向が認められたのに対し、抑うつ群は、自分の操作は点灯に効果がないことを比較的正しく評価していた。自分の能力を過信せず正確に捉えることができたからである。
抑うつな人は概して自己評価が低い傾向にある。
対して非抑うつな人、精神が健康な人は自己評価が高く、自己肯定感も強い。
しかし抑うつ傾向の人は現実の世界を正確に認知する傾向を持っているのである。
そういえば、この理屈は仕事の世界でも通用していると私は確信した。👍
今までの職場でいろんなメンヘラやうつ病発症者を見たことがあるけれど、彼らは意外と仕事の出来る人が多かったように思える。
なぜならば、彼らは正確で緻密な仕事を淡々とこなすことが出来る人たちだったからだ。
確かに彼らは明るくはなかったし、ネガティブだし、自虐的で、ネクラ傾向があったのは事実である。😑
しかしむやみに明るい豪快な人たちよりは、より繊細でいい仕事が出来ていたんじゃないかと思う。
これは「抑うつの現実主義(リアリズム)」と呼ばれる現象である。
一般にうつ病の人はネガティブな抑うつスキーマを持ち、現実をネガティブな方向へゆがめて解釈する傾向がある。
しかし軽度なマイルドな抑うつな人は(私自身もそうなのだが)、現実をネガティブに解釈するというよりも、正確にとらえる傾向があるそうだ。
そして一方の非抑うつの人たちこそ、現実世界をそのまま正確に捉えられておらず、ポジティブにゆがめて錯覚しながら生きているという。
それは彼らの楽観主義的思考や、自信過剰な思考などに現れている。
抑うつ傾向は決して悪くない。🌞
本人は確かにつらい。私も時々そのような状態におちいるため、とてもよく理解できる。
しかし、それでも世の中に多くの価値を生み出し、人々の生活を豊かにするためには、抑うつのネガティブな人たちの活躍は欠かせない。
産業、経済、文化、学問、芸術の世界において、たくさんの抑うつタイプの人が活躍している。
本格的な大うつ病になってしまうと、日常生活を送ること自体が困難となってしまうから、それは治したほうがいいけれど、抑うつ状態くらいなら放っておいてもいいのではないか?
無理矢理ポジティブ思考になろうとしても、おそらく無理だし、そうする必要もない。
外交的な性格がよくて、内向的な性格が悪い、という考えは正しくない。
内向的、抑うつ、ネガティブ、メンヘラ、何にも悪くない。誇りを持とうじゃないか。✨
みゆさん (*´・∀・)
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